東京駅辻説法

世界に一つだけの花  

  

薬師寺東京別院主催の特別参列の旅

平成16年3月31日〜4月1日

お導師は大谷徹奘執事

集合場所:東京駅八重洲北口改札前 「JR 東海ツアーズ」前
集合時間:午前7時10分

東 京 7:36 発 ひかり 303号 にて
西ノ京 11:30 着 

第1日

奈良薬師寺

修二会 薬師悔過法要 花会式

花会式 の由来
およそ九百年の昔(嘉承二年・1107)
時の堀河天皇が、皇后のご病気平癒を薬師如来に祈願されたところ
霊験を得て回復されました
そこで皇后は、感謝の心を十種の造花
(梅 桃 桜 山吹 椿 牡丹 藤 百合 杜若 菊)
にこめて、年ごとの薬師寺修二会に供えられました。
これが発祥となり以来今日まで絶えることのない雅やかな伝統行事となったのです。
薬師寺花会式案内より


本坊事務所前 満開の桜に出迎えられ

薬師悔過
華やかな堂内とは対照的に「薬師悔過の行法」とは、練行衆の僧侶たちにとって
法要の七日七夜、俗塵を断っての厳しい修行に明け暮れるのです

平成16年の大導司は安田暎胤ご住職・導司は松久保伽秀録事でした

昼食後、日中(午後1時)日没(午後2時半)の薬師悔過法要に参列させていただきました


金堂・大講堂・大宝蔵殿・玄奘三蔵伽藍・大唐西域壁画殿・東院堂を拝観

金堂の前では、百華能が奉納されておりました




百華能をご覧になる今回 同行の皆様
日が照りつけ 日傘が欲しいくらいです

地蔵院は、薬師寺の中でも古い建物です
地蔵院↓




安田暎胤ご住職からお抹茶のお接待がこちらでありました

この後、お写経道場で般若心経のお写経

初夜(午後七時)半夜(午後八時半)に参列させて頂き
10時30分頃、宿舎の三井ガーデンホテルに到着 第一日は終わりました


第2日 平成16年4月1日

三井ガーデンホテル前 8時10分集合

海龍王寺

本堂で法話される石川重之ご住職
五重小塔の説明をなさいます石川重之ご住職

海龍王寺山門 五重塔が安置されています

留学希望の方必見

留学成功・学業成就・病気平癒・航海安全・旅行安全・縁結びのご利益があると言われています
唐より帰国する際、暴風雨に襲われた4隻の船は、一心不乱に海龍王を唱えた僧の船だけが助かり貴重な経論を我が国に持って帰ったと言う言い伝えがあります
唐の僧鑑真が 朝廷や時の実力者の寄進を受け 建立したお寺。天平3年創建

国宝
五重塔
4.01メートル
創建当時から西金堂内に安置され 細部は天平時代のかなり
早い時期の手法を用いて造られている
天平時代の建築技法を現在に伝え建築様式の発展をたどる上
にも重要である事と 建築物としての天平時代の五重塔はこれ
一基しか現存していないのでこの点でもこの小塔の価値が高く
国宝に指定されている
屋内で安置することを目的とした為 近くから見た時の工芸的な
性格を考え小塔の外部は細部にいたるまで忠実に作られている
またこの事は寸法取りにもあらわれ上層部にいくにしたがって塔
身が細くなっている事から上層部と下層部の均整を重視した寸法
取りを行っていることがうかがい知れる

境内は 雪やなぎ が見事でした


東大寺

大仏殿・二月堂・三月堂・手向山八幡さまをお参りしました


東大寺森本公穣師と大谷徹奘師
賓頭盧尊者 江戸時代 木造
びんずるそんじゃ
(大仏殿の外に祀られています)

仏弟子で、如来・菩薩以前の修行過程にある十六羅漢(らかん)のうち第一の聖者である。説法に優れ
「獅子吼(ししく)第一」
と呼ばれたが、釈迦にとがめられたほどの神通力の持ち主でもあったという。
彼には種々の伝説があり中国ではそれをもとに聖僧として食堂(じきどう)に彼の像が安置された。
日本ではその像を伽藍の前に安置し
病人が患(わずら)っている箇所と同じ部分を撫でると治るという信仰がある。
ここから「撫仏(なでほとけ)とも呼ばれている。


世界に一つだけの花

東大寺は華厳宗で薬師寺は法相宗です。宗派は違っても説く道は同じでした
共通の教えの根本は ”縁”と”種” でした

今回、桜・桜の東大寺で特に心に残りましたのは
森本公穣東大寺塔頭新禅院住職・大仏殿副院主の叫ばれていらっしゃる世界に一つだけの花でした

大いに共鳴いたしました
先祖から頂いた一人一人違う素質、SMAPの歌を再認識できたことがこの参拝の旅の収穫でした

「他人を羨ましがらない」 「他人と比較しない」 「一番になりたがらない」 
競争社会に身を置いている私たちにとって、正にSMAPの歌は警鐘に値しました
そのことを森本公穣師から改めて教えられました
しかし、どんなに素晴らしい種を受け継いでも、育てなければ実を結ばないことも再確認しました

世界に一つだけの花
作詞 槙原敬之


花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
争う事もしないで
バクツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?
そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
困ったように笑いながら
ずっと迷ってる人がいる
頑張って咲いた花はどれも
きれいだから仕方ないね
やっと店から出てきた
その人が抱えていた
色とりどりの花束と
うれしそうな横顔
名前も知らなかったけれど
あの日僕に笑顔をくれた
誰も気づかないような場所で
咲いてた花のように
そうさ 僕らも
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
一小さい花や大きな花
一つとして同じものはないから
NO.1にならなくてもいい
もともと特別な
Only one

西大寺

南都七大寺の一つ、造立当初は110もの堂宇の立ち並ぶほど栄えていたお寺だそうです
その後、屡々、火難に遭い、衰頽しましたが、傑出した僧により再興されました

西大寺の大茶盛
鎌倉時代から催されている茶儀としての大茶盛は正月の修正会の結願のお礼として献茶をされ
その折、参拝の民衆にもお茶を振舞ったことに始まるそうです
戒律によって酒を飲まないので酒盛りに代わって「茶盛」と称されます
現在では、直径30cm以上もある大茶碗にお茶を点て参加者に振舞われます
春・秋の行事になっているようですが、この度、特別に体験させて頂きました


大茶盛のお道具 酒部浩明ご住職 松に雪


点てられたお茶を4〜5人で廻し飲みしましたが
一人で持てないので何人かの方に支えられ頂きました


今回のお参りはたくさんの を頂戴しました

大谷徹奘執事が常に仰っている よっぽどの縁 です

SMAP の歌った 世界に一つだけの花 この意味の重さを教えて頂きました

人類500万年・命の中に何百万年もの先祖から受け継がれている があります

育てないと芽が出ない 心の種 大切にしたいと思います

やすらぎに戻る                         東京駅辻説法

Home